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帰国時の情報

文部科学省ホームページ
海外子女教育・帰国児童生徒教育等に関する総合ホームページ
海外子女教育振興財団ホームページ
在デトロイト日本国総領事館
帰国子女のための外国語保持教室について

** 高校進学について

高校の募集要項の中によくある、「○○年3月末までに修了見込み」という条件について、以下のようなご質問がたびたびあります。

  • 補習校で中3の年度の9月から、アメリカの現地校で9年生になりました。9年生を修了せずに、その年の3月以前に日本に帰国して、帰国子女枠で高校受験ができるのでしょうか?
  • 「見込み」というのは、何をもってして見込みといえるのでしょうか?
  • どなたかが、承認するということなのですか?
  • 何月まで通えば見込めるのか、どこまで学習していれば見込めるのか、等という線引きもあるのでしょうか?

「帰国子女のための学校便覧」(事務所で貸し出しが可能です。)などを出している海外子女教育振興財団に問い合わせて伺いましたところ、下記のような情報提供をしていただきましたので、ご参照ください。以下抜粋です。

日本の高校の入試要項には受験資格に「日本の中学校を卒業していること、又はそれと同等であること」が書かれているケースがほとんどです。
これまで、日本でいう中3の3月の時点で9年生を修了していないと、高校への出願資格はないと解釈されてきました。従って、現在中3で現地校9年生に在籍している生徒さんは高校入学の資格を保持していないこととなります。ただ、近年、文部科学省の見解が「国内外を併せて、9年間の公的な義務教育の教育課程を途切れることなく履修していること」と変わってきており、私学では多くの場合この見解を採用しており、公立の場合も都道府県ごとに対応が違うというのが現状です。個別の受験資格については、希望する学校に直接お問い合わせをお願いします。
これまでの本校の中学生3年生を例にしますと、
(1) 遅くとも中3の12月または1月までに帰国し、日本の中学に編入し、日本の中学校の卒業資格を得て受験する。
(2) 9年生を修了していなくても、受験を認めてくれる県の公立、もしくは私立の帰国生入試を受け、補習校は卒業まで在籍する。
(3) 6月まで現地校に在籍し、9年生を修了し、日本の高校へ編入する。(一部の私立・公立高校で実施しています。)
というような状況です。

なお、受験の際に提出する書類は、在籍証明書、成績証明書等の場合が多いですが、詳細は進学を希望される学校もしくは当該県の教育委員会にお問い合わせ下さい。